魔法少女のステッキ

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「エルサに彼女を」から思い出す中東の同性愛事情~世界へ

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ディズニー映画の最新作「シュガー・ラッシュ:オンライン」の解禁情報でプリンセスたちがパジャマパーティーをするという情報が飛び込んできました。

 

みんな王子についてあーだこーだ言うんでしょ?って想像したんだけど、そういえばエルサにだけ相手がいません。

 

ディズニープリンセス史上初めて、相手がいないプリンセスとなったエルサにこんな意見が届いていたのを知っていますか?

 

「Dear @Disney,#GiveElsaAGirlfriend」(「親愛なるディズニー様。どうかエルサに彼女を」)

 

「次回作があるならば、エルサに彼女を作ってあげて」というお願い。

『性的マイノリティー』というデリケートな題材をディズニーが取り上げられるのだろうか…とネットがざわっとしたのです。

 

世界の同性愛事情

ディズニーは世界で上映されている作品ですから、デリケートな題材を扱う際は世界事情も考慮する必要が出てくるでしょう。

 

日本人の多くはLGBTに関して「無関心」。

だからきっとエルサに彼女が出来ても「そういう生き方もあるな」と受け入れられるのではないでしょうか。

実写・アニメ問わず同性愛を扱った映像作品も既にいくつかありますしね。

 

法律が整備されつつあって、日本よりもLGBTの理解が進んでいる国はたくさんあります。

が、その一方で同性愛が法的に禁止されている・処罰の対象である国もたくさんあるのです。

 

ちょうど新聞にイスラム教徒のレズビアンに関して記事がありました。

 

「同性愛 風当り強く」
  • 中東では、多くのイマームが「同性愛は罪である」と説く
  • 国によっては死刑
  • イスラム過激派が同性愛者を処刑した事実あり
  • 両親にさえバレたら殺されるかもしれない環境

読売新聞2018年11月28日/朝刊

 

日本のテレビで知ることのできる海外のLGBTって、タイやフィリピンでお化粧を楽しんでいる男の子だったり、アメリカの養子を育てるゲイカップルだったり…日本よりも受け入れられているイメージだったので「死刑」「処刑」は極刑すぎてショッキング。

 

「異性を愛さざるは人ならず」って感じなんだろうか。

 

世界のLGBT事情をありのままに書いた本として「現地レポート世界LGBT事情」がある。

 

現地レポート世界LGBT事情 変わりつつある人権と文化の地政学 [ フレデリック・マルテル ]

価格:4,212円
(2018/11/29 02:36時点)

著者が約8年をかけて52ヵ国、700人以上を取材してまわった内容がまとめられている。

 

イラン(同性愛は死刑)で同性愛者が出会うスポットの存在があることを書かれていたり、彼ら彼女らの集まりに参加した内容が書かれている。

もしも集まりにきた人がフェイクだったら…って考えると私は怖くてたまらない。通報されたら死刑だ。

 

宗教や地域性(同性愛が認められるかそうじゃないか)によるLGBTの見られ方を知ったり、文明の発達で過去のLGBTとも現状が大きく変わりつつあることを知った。

 

例えば中国は今でも同性愛を取り扱った作品の放送は認められてないレベルの理解度で、同性愛自体は違法ではなくなったんだけど差別は全然ある。

一見LGBTの人はほとんどいないように見えるんだけど、SNSの発達で実はネット上にゲイのコミュニティがたくさんある。

 

「政府が同性愛者のコミュニティを規制しても追いつかないだろう」って言われるぐらい存在しているのに、それでも差別や区別をなくそうって活動は進まない。

 

たくさんリアルな声があるからぜひ読んでみてほしい1冊。

 

「性的マイノリティーのプリンセス?良いんじゃない?」なんて簡単に思ってしまったことが恥ずかしくなるほど、世界はまだまだ残酷な差別で溢れている。