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【感想】 『ぬるい男と浮いてる女』 平安寿子

「ぬるい男と浮いてる女」平安寿子 あらすじと感想

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〈あらすじ〉

 年金相談センターの窓口でアルバイトをしている一枝、62歳、独身。

ローンは完済、貯金もある。死ぬのは怖くない。だが彼女、趣味のバレエ教室では深窓の大奥様という嘘八百を並べ立てていた……。

 孤独でひねくれた女性の心理を描く「浮いてる女」ほか、ちょっとヘンな男女6人の人生模様を描く短編集。

  • 長い目で見て
  • ブルーブラックな彼女
  • 滅亡に向かって
  • 浮いてる女
  • ぬるい男
  • えれくとり子

 

〈感想・ネタバレ有り〉

 様々な生き方が認められるようになった現代でも、人と違う生き方をする人間へのやっかみはなくならない。

 高齢のシングル・草食系・熱中するものが見つからない人

平安寿子さんは人間の心情や環境の描写が非常にうまいと思う。

 

 未婚高齢女性に対して

「あなたには誰もいない。何もない、からっぽの人生じゃない!」

と言ってくる女性が出でくるシーンなんかは、現代で独身VS既婚を作っている要因をうまく表してるなあと思った。

 

  草食系の男性に対しても、「いつまでも無難で生きていけると思ってるの?」なんて言っちゃう人がいたりとか。

 

 現実にも自分と違う生き方をしている人を非難したり、下に見る発言をする人がいるけれど、人生ってやり直せないものだから自分の生き方を正解だと思わないと生き辛いのかもしれないな、なんて思ったりする。

 

 ちなみに私がビックリした発言は、既婚者が独身の人に向かって「選ばれないなんて悲しくならない?」って言ったことかな。あれはビックリだった。

 この本を読んで、そういう周りの環境を思い出したり、固定観念ガチガチにならないように気をつけようと思うようになった。

 あと自分だけでも、自分自身を肯定できる生き方をしたいな、とも思います。